おいしいブルーベリーの育て方
育てながら収穫する楽しみを味わい、みんなの和をとりもつ
おいしい実のなるブルーベリー管理の仕方5か条
(1)ブルーベリー専用の土で植える
(2)4月から9月の開花期〜収穫期、生育期は水を切らさない
(3)3月〜8月は肥料を切らさない
(4)日光のよくあたるところに置く
(5)鳥に食べられないようにネットをはる
育てながら収穫する楽しみを味わい、みんなの和をとりもつ
(1)ブルーベリー専用の土で植える
(2)4月から9月の開花期〜収穫期、生育期は水を切らさない
(3)3月〜8月は肥料を切らさない
(4)日光のよくあたるところに置く
(5)鳥に食べられないようにネットをはる
みなさん、こんにちは!
愛知県安城市でブルーベリーの苗を生産している山下です。
みなさんにブルーベリーの栽培を楽しんでいただけるよう、 丈夫な苗木を育てています。
ブルーベリーはお庭やテラス、ベランダなどの狭い場所で鉢植えでも育てることができ、 植え付け1.2年の小さいときから収穫できる、魅力的な果樹です。
目に良いとされるアントシアニンという成分を豊富にい含んでいます。
この成分には抗酸化作用があり、お肌をきれいに保つ作用があります。
うちの農園ではみなさんが楽しみながら育て、収穫できるように、 鉢植えの丈夫な苗木を生産しています。
特に、幹の太さを太くし、少しくらいのショックにはめげないような強い苗木を育てています。
ブルーベリーには大きく分けて、寒冷地向けのハイブッシュ系と暖地向けのラビットアイ系の2種類があります。
ハイブッシュ系は実が大きく、 熟期は6月中旬からとラビットアイ系の7月中旬からよりも早い時期から収穫できます。
樹勢はラビットアイ系の方がハイブッシュ系よりも強い品種が多く、 育てやすいです。
しかも、ブルーベリーの品種改良によりハイブッシュ系の中で樹勢が強くより温暖な気候にも適したサザンハイブッシュ系 と 寒冷地向けのノーザンハイブッシュ系が登場し、とても育てやすくなりました。 関東以西の平野部ではこのサザンハイブッシュ系(シャープブルー、 ジョージアジム、オニール、ガルフコーストなど)とラビットアイ系の品種がお勧めです!
また、関東以北ではノーザンハイブッシュ系の中から樹勢が強く、実も大きく、味が良い2品種(ウェマンス、ブルーマジシャン、ブルーレカなど)も お勧めです。 今年から実を成らすことのできるしっかりした木です。
ぜひご家庭でブルーベリーを育て収穫し、おいしい実を味わってみましょう!
ラビットアイ系
ブライトウェル、パウダーブルー、オースチン、ノビリス、バルドウィン、プレミア、ブルージェム、ラヒ、オノ、グロリア、ティフブルー、メンデイト、コースタル、ウッタード、デライト、ブルーマル、アリスブルー、フェスティバル、クライマックス、ベッキーブルー、ブルーシャワー、ウィトウ、ピンクレモネードなど
サザンハイブッシュ系
オニール、シャープブルー、ガルフコースト、クーパー、ジュエル、レガシー、ミスティ、ジョージアジム、リベイユ、ピロキシーなど
ノーザンハイブッシュ系
ブルーマジシャン、ブルーレカ、ブリジッタ、エリザベス、スパルタン、ブルーゴールド、ウェマンス、チャンドラ、プル、ヌイ、デューク、ケープフェア、ブルーレイなど
おいしい実を食べるには日当たりのよいところに植え(置い)てください。
ブルーベリーは雨水のたまるようなところは苦手です。
ブルーベリーは酸性で水はけのよい土でないと上手に育ちません。
ぜひ専用の土を使ってください。
PHの無調整のピートモスを たっぷり使って植えてください。
鉢植えの場合、作業が簡単です。ブルーベリー専用土のみで植えかえましょう。
もとの土より直径5cmほど 大きな鉢に植えかえると来年の実の収穫時期までそのまま楽しめます。
最後にもう一度たっぷりと水をあげてください。 鉢植えの場合も専用土のみで植えましょう。
もとの土より直径5cmほど 大きな鉢に植えかえると来年の実の収穫時期までそのまま楽しめます。
4月~10月までは乾き注意! ブルーベリーは水はけのよい土を好むのでよく乾きます。
花が咲きだしたらしおれさせないように注意してください。
実の大きくなる時期にはよく乾きますのでたっぷり水をあげてください。
真夏は水分の蒸散を防ぐため、ワラや木くずで土の表面を覆ってやると水やりの頻度が少なくて済みます。(敷いたワラや木くずは 毎年冬前にとりのぞきましょう。)
冬に落葉してからは晴れの日が2,3日続いたら土の表面が乾いたのを確認してたっぷり水を上げてください。
4月~7月 市販の緩効性肥料(IB化成など)を1か月に1回株元にあげてください。(多めに)
8月~11月 市販の緩効性肥料(IB化成など)2か月に1回株元にあげてください。(ふつう)
2月 市販の緩効性肥料(IB化成など)1回株元から少しはなれたところにあげてください。(少なめ)
ブルーベリーの実は濃い紫色に色付いてすぐ食べるとても酸っぱいです。
美味しく食べるにはもう少し待って、指先でつまんで少し柔らかくなってからが食べごろです。
ジャムにするには酸っぱい実を中に混ぜて作るとさわやかな味わいになります。
ブルーベリーの実は一度に熟さず日を追うごとに少しずつ熟してくるので、ぜひ御家族でこまめに収穫し、ブルーベリーの談議に花を咲かせてください。
ブルーベリーは病気はほとんどありません。
害虫もひじょうにつきにくいです。まれにアブラムシやカイガラムシが付くことがあります。
実の大きくなる5月までに農薬で防除しましょう。
一番の天敵はコガネムシの幼虫が根元の土の中に入り根を食い荒らします。
表面の土が小さい粒状にぽろぽろしてきたら一度土に穴をあけて中を確かめてください。
収穫後、年に一度粒状の農薬を土の表面にバラまくと防ぐことができます。
ブルーベリーは異なる品種を2種類以上隣り合わせで置くと互いに交配し、よく実を付けます。
都会やマンションの高層階などでは自然受粉しにくいので花の時期に違う品種の花を 綿棒などで交互にこすってやるとよく実がつきます。
年を追うごとに木が大きく育っていきます。
鉢植えの場合、2~3年に一回ひとまわり大きな鉢へ植えかえると年々たくさんの実を成らすことができます。
地植えの場合、最初の植え込み時に専用土を少なめに使って植えた場合は毎年専用土を上から株元のまわりにかぶせるように継ぎ足してください。
木が大きく茂ってくると株の中心に近い枝には光が当たらずおいしい実になりません。
中心に近い細い枝は枝元から切り込んであげましょう。
木の大きさにつり合わないぐらいたくさん花や実が付いていたら摘果、摘花するとブルーベリーの実本来の大きさ、味わいが楽しめます。
ブルーベリー
英名 | Blueberry |
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学名 | Vaccinium ssp. |
分類 | ツツジ科スノキ属 |
花期 | 4月頃 |
出荷時期 | 苗として通年/実付き鉢物として5月から7月 |